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投球理論

投手必読!球速アップに向けて知っておくべき「効果的なトレーニング」と「怪我のリスク」



目次
筋の力ー速度関係って何?
P重さの異なるボールを投げた時の「力と速度」の関係
P異なる重さのボールを用いたトレーニングの効果
P肘への負担と怪我のリスク
Pリスクを考慮した上でのトレーニングを

筋の力ー速度関係って何?

前回のコラムでは、力学の基礎となる力と加速度の関係、加速度と速度の関係について説明した。また、筋には力ー速度関係という特性があり、その特性はトレーニングによって変化する。
したがって最大速度を高めるためには、動き出しの加速度を高めるための高強度低速のトレーニングと、より高い速度まで加速するための低強度高速のトレーニングの両方が重要なのだ。

近年、日米の多くの球団に設置されているトラッキングシステムにより、球速への関心が高まっている。メジャーリーグでは、球速が160キロを超えるピッチャーも多い。アメリカの「ドライブラインベースボール」という施設に代表されるように、通常と異なる重さのボールを投げるトレーニングで球速が速くなるという話が日本球界で騒がれている。
そこで今回は、力―速度関係の考え方から、球速を上げるトレーニング方法について考えていきたい。なお本記事は投球動作や技術については触れないことにご了承いただきたい。
参考:球速・打球速度をアップさせたい球児必見!スピードを高めるメカニズムとは

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山下 大地(国立スポーツ科学センター)